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地球生命圏研究機構

SELIS セミナー

日時

2009年3月4日(水) 10:30~12:00

場所

環境総合館・3F 講義室     

講演者

伊藤昭彦(環境学研究科客員准教授/国立環境研究所)

「 森林火災とその気候影響:生態系モデルによる研究 」

講演内容

陸域生態系において火災は主要な撹乱の一つであり、特に半乾燥地域や亜寒帯 林では植生の遷移状態と機能に大きな影響を与えている。一方、バイオマス燃焼から放出される一酸化炭素やブラック・カーボンは、大気の物理化学過程で重要な役割を 果たしている。また、最近のオーストラリアでの大火のように、居住域近くで発生す る火災は、人命や家財に対する災害の観点からも注目されている。本セミナーでは、 陸域生態系モデルを用いた森林火災に関する研究例を紹介する。[1] 東シベリアのカ ラマツ林における、確率的な火災発生と格子モデルによる延焼スキームを用いたシミュレーション。[2] 経験的火災スキームを組み込んだグローバルモデルによるバイオマス燃焼の分布シミュレーション。ここでは気候温暖化シナリオを用いた予測実験も実施している。