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地球生命圏研究機構

SELIS セミナー

日時

2010年7月2日(金) 16:30~

場所

環境総合館2F・第二会議室     

講演者

           平野恭弘 准教授 (環境学研究科地球環境システム学講座)

講演内容

 

   「森林地下部生態系における樹木根系の炭素循環への貢献」

地球温暖化対策の国際的約束である京都議定書の中で森林に おける炭素吸収量、特に約束期間における炭素変化量を正確に推定する ことが求められいる。森林の炭素貯蔵機能といえば地上で目に見える太 い幹に目が行きがちであるが、普段見ることのできない地下部に生育す る根系、特に太い根の部分にも樹木全体の20-40%の炭素が貯蔵さ れ、その貢献度は無視できない。さらに細い根は樹木全体の数%の炭素 量しかないものの、比較的短い期間で生産枯死を繰り返すことやその活 性の高さから、細い根の生産量は純一次生産量の30%程度とも報告さ れている。 本講演では、特に樹木根が炭素貯蔵や炭素循環にどのように貢献して いるかについて、(1)根の広がり、(2)太い根と(3)細い根の機 能に注目しながら根の生理生態や寿命の話、それらの測定方法を交えな がら紹介する。